2019年3月3日
お知らせ、珍しく真面目
ご無沙汰しております。丸子です。
このたびは皆様にお知らせがございまして、久しぶりにブログをしたためております。
わたくし丸子眞由は、しばらく展示活動をお休み致します。
2014年に、初めてギャラリーのグループ展に参加させていただいて以来、毎月、自分の企画を含め、展示を続ける機会に恵まれておりました。
展示を続ける中で、様々な方々と出会い、素晴らしいご縁に恵まれ、自身が展示し続けられる環境をいただていた事により、制作し始めた頃に比べれば、作品はかなり成長出来たと思います。
作家仲間とアイデアを出しながら企画展をしたこと。
自身の作品を気に入り、展示にいらしてくださったり、作品をご購入してくださる方が沢山いらっしゃること。
弱音を吐いても、暖かいお言葉をかけてくださる方に出会えたこと。
今までを思い返せば、わたしは本当に恵まれていました。
ただ、少しずつ私の中に澱が溜まっていく実感がありました。
そして先日、私の中で澱が溜まりきってしまい、「制作活動と私を繋ぎとめていた何か」が、ぷっつりと切れてしまったのです。
ここに色々な事を書き留めようとも考えました。
しかし、それは止めておきます。
私の発言が誤解を招きかねないですし、なにより、気持ち良く展示や制作に関われなくなった元凶は、私自身が人として余りに未熟で愚かだったという事に尽きるでしょう。
個展以来、作品はほぼ作れておりません。
現状、仕事を続けながら、展示のために準備をし、色々な方と関わるという行為が一番難しいと感じております。
そのため、展示活動は個展はもちろん、グループ展も含め、お休みしようと思います。
絵自体は、出来る限り小さな作品からでも、描けるコンディションならば、描いていきたいです。
場合によっては、時折、新作をオンラインストアで販売する事もあるかもしれません。
実際、小さな作品制作のご依頼はいただいていますから、そういった案件には力を尽くしたい所存です。
何かご用件ございましたら、当ウェブサイトのお問合せフォーム、または、メールでのご連絡をお願い致します。
なにしろ元来の怠け者気質でございます故、珍しく長期間の活動した事が、今になって響いてしまったようです。
なので、またしばらく怠けモードで生きます。
『作家たるもの向上心を忘れず、ストイックに努力し続けて生きよ』
そうして生きるのが「作家」と呼ばれる為に必要ならば、わたしは「作家」ではありませんし、それを選ぶ事もないでしょう。
それに続ける事ができるのが「才能」ならば、わたしには「才能」の一欠けらすらないでしょう。
でも完成した絵を見て、自分の絵って格好いいじゃんよ、俺結構やるじゃんかよって一瞬でも思えた事だってある。
そういう時がまた来てほしい。
そう思ったので今は、描くのを止めます。
今まで絵を通して知り合えた皆様、展示に際して支えてくださった皆様、わたしの作品を好きになってくださった皆様に心よりお礼申し上げます。
また、わたしに関わった事で傷つけてしまった皆様に、心より深くお詫び申し上げます。
まだ生きていてごめんなさい。
それでは、作家の丸子眞由とはしばしのお別れ。
ただの飲兵衛のまること、しばらくお付き合いお願い申し上げます。
またみんなで酒でもあおりながら、芸術とかそんなものは語らない、くだらないだけの無駄で馬鹿な時間を過ごそうぜ。